カメハメハ王パレード カイルアコナ
カメハメハ王パレードは、毎年6月にハワイ島のコナに位置する歴史的なカイルアビレッジでおこなわれます。その日は、見学者や地元の住民が、1800年代初めにハワイ諸島を統合したカメハメハ1世を祝うために集まります。
パレードは9時から始まり、海岸沿いのアリイ通りを進み、フリエエ宮殿やモクアイカウア教会といった史跡を通ります。馬に乗った美しいパウライダーズが、そのパレードの見所です。パウは、王族式のドレスを作るために、馬に乗った女性が身にまとう一枚の生地でつくられています。パレードには、8人のパウ姫がいて、それぞれがハワイの8つの島を表しています。彼女たちは、パウ女王とパウ女王の馬の集団によって導かれます。パウ姫たちとその馬の集団はハワイ諸島の公式な色や花で飾られています。例えば、オアフ島の色は黄色で、公式な花はイリマです。マウイ島の色は、ピンク色で、公式な花はバラです。
パウの歴史は、初めて馬がハワイ諸島にきた1803年からはじまります。すなわち、パウの歴史は、1800年代までさかのぼるのです。ハワイでのフローラルパレードはホノルルで、1900年代はじめに始まりました。
今年のカイルアコナでのパレードは、飾られた車、フラハラウ、音楽隊、馬車、伝統的な馬の集団などを見ることができます。パレードの後に、音楽と芸術のフェスティバルが、キングカメハメハホテルの庭で行われます。そのイベントでは、トップハワイアンミュージシャンが出演する、無料コンサートも開かれます。見学者はたくさんの店や展示、そして歴史的なカイルアビレッジの史跡を見て楽しむことができます。
カイルアコナの歴史:
カメハメハ王が、1800年代はじめにハワイ王国を統合して初めて首都をおいたのはカイルアコナでした。彼は、晩年をカイルアコナのそばのカマカホヌとよばれる浜辺で過ごしました。そこは、彼が、統治期間中(1810−1819)にいくつかの最も有用な法を作った場所です。スピリチュアルと住居の意味合いが混ぜ合わさった、カマカホヌにはアフエナヘイアウという古代の寺も含まれています。その名前は、ハワイ語で、『燃える祭壇の寺』という意味です。
今日、キングカメハメハコナビーチホテルは、カマカホヌの一部を占めています。アフエナヘイアウからカイルアベイをよくみることができます。観光客は、砂のビーチで泳いだり、もしくはカイルア港から景勝なシュノーケルクルーズに出発したりして楽しむことができます。また、カマカホヌはトライアスロンの世界大会が公式に始まった場所でもあります。